気に入っていた財布が10秒で消えた
みなさん、大事な物をなくしたことはありますか?
わたしはお気に入りの財布をなくしたことがあります。それも置引きで。。
まだ忘れられません(泣)
財布をなくした日
自宅から自転車で5分のところに本屋、10分のところにスーパーがありました。
その日は土曜日、午前中だったと思います。
早めにスーパーで買い物を済ませて午後はゆっくりしようと考え、自転車に乗って自宅を出発しました。スーパーが最終目的地だけど、その前に今週発売されたマンガを買いに行こうと思い本屋に寄りました。
その本屋は幹線道路沿いにあり駐車場も広いため、ふだんは客足が途切れません。でもその日はどういうわけだか駐車場ガラガラ、自転車置き場もガラガラで店内に入っても4、5人しか客はいませんでした。
ほしかったマンガの支払いを終えたところで、そういえば雑誌も欲しいのがあったんだ!少し見よう!と思い出し、雑誌コーナーに向かいました。
片手に財布、もう片手に買ったばかりのマンガ。カバンは持っていませんでした。
雑誌コーナーに来て、手がふさがったままでは雑誌を選べないので、自分がいる本棚の端にちょっとしたスペースがあったので、そこに財布を立てかけました。小さな三つ折り財布でした。
しばらく雑誌を探して、ほしい雑誌がなかったので出口に向かいました。自動ドアから外に出て 1、2歩 行ったところで、あっ!財布!と思い出しました。
時間にして10秒くらいだと思います。
雑誌コーナーに戻ってみると立てかけておいた本棚の端に、財布はありませんでした。
どこにも。
下に落ちた?
いや、ない。
一瞬で血の気が引いたあと、ものすごい勢いで今度は頭に血が上っていくのがわかりました。止まっていた脳と体が動き出し、即座に店内をぐるりと見回します。
入り口から入って横に長い店内には160センチほどの高さの棚がズラリと並んでいます。通路は4列ほどしかなかったため、店内に4人客がいることがすぐわかりました。
この中に犯人がいる!? と、気があせりましたが一人一人取り調べるなんて客の私にはできません。すぐにレジにいる店員さんに助けを求めました。
必死の形相で、
「財布が無くなって!本当10秒くらいなんです目を離したのは!あやしい人見ませんでしたか!?」
「雑誌コーナーに行った人を見てませんか!?」と聞きました。
レジにいた2人の店員さんの反応は顔を見合わせてポカーン。彼らがレジから離れていないことは雰囲気でわかりましたし、妙な行動をしている人にも気づかなかった様子でした。
それから私は、
1人、また1人、と出ていく客を見送ることしかできませんでした。
たった10秒!!
行って戻ってきたわずかなあいだ!!
犯人はずっとタイミングをうかがっていたんでしょう。わたしがレジで取り乱していたのも見ていたでしょう。
そして残念なことに、この本屋には防犯カメラが設置されていませんでした。
失ったものと再発行手続き
財布のなかには、
- 免許証
- クレジットカード
- 銀行のキャッシュカード
- 各種会員証・ポイントカード
- 現金2万円弱 が入っていました。
何が悲しいって、
気に入っていた財布が製造終了で同じものが手に入らなかったこと
そして、1日ではもちろん終わらない再発行の手続きが待っていました。
- 警察への遺失届(対面)
- 運転免許証の再発行(対面)
- 全てのクレジットカードをストップして再発行(電話&対面)
- 銀行のキャッシュカードをストップして再発行(電話&対面)
- 各種会員証の再発行(電話&対面)
なるべく早く終わらせたい、と時間を優先したので、すべて対面で再発行手続きをしました。
特に大変だったのが免許証で、免許センターが郊外にあったため家族にお願いして連れて行ってもらい、再発行されるまでの数時間付き合ってもらいました。
そして、再発行にはそれぞれ手数料がかかりました。全部合わせて1万円ほど。
痛すぎる、、心にダメージ。懐にもダメージ。
置引きされた財布のゆくえ
警察で遺失届をしたとき、警察の方に戻ってくる確率を聞きました。
置引きの場合は難しいと思います。よくても10%かな戻ってくるのは。中身を抜かれて川とかに捨てられるんですよ財布は。
そう言われ、完全に打ちのめされました。
結局何年も待ち続けましたが見つからず、警察から連絡はありませんでした。
日本で財布をなくすと戻ってくる?
日本で財布をなくすと戻ってくる??
いいえ、戻ってきません!(泣)
日本で財布をなくしたら戻ってくる話をよく聞きますが、わたしはこの財布を置引きされた経験から、戻ってくる確率は100%ではない と、声を大にしていいたい!
特に 置引きの場合は!
置引きする人は 犯罪者 ですので、足がつかないよう行動します。だから、証拠品となる財布が戻ってくることは まれ 。
また、もう一つ学んだことがあります。
置引きする人は すぐそばにいる ということです。
- 客が少ない時間帯
- 背の低い商品棚で視界が開けている店内
- 数秒しかない
リスクが時間と場所なのに
犯罪をやる人はやる
狙ってます
油断禁物です
みなさんも、悲しい大変な思いをされる前に十分用心してください。
私のように財布を棚に置くなどせず、ポケットに無理やりにでも入れて離さないことをおすすめします。
では。
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